本文へ移動

社員ブログ

あなたはどっち派⁉ カブトムシ vs クワガタ

2025-07-15
初めまして、第一設計・黒田です。
既に一年の半分が終了し、梅雨も例年より早く明け、
本格的な夏がやってまいりました。
夏と言えば子供たちも夏休みに入り、親子で海・山等へ
行楽に行かれる方も多いのではないでしょうか。
私の夏の楽しみは、童心に帰り昆虫採集・観察へ山へ出かける事!
その中でも最大のお目当ては、今も昔も子供から大人まで人気の
カブトムシ・クワガタです!(虫嫌いのひとごめんなさい…)
今回は、広島市内近郊のキャンプ場や森林公園等で割と簡単に
見つけられる種をメインに紹介して行きます。

先ずは、ムシキングのカブトムシです!
7月の中旬~8月の中旬辺りまでが活動のピークなので、
これからの時期が最盛期ですね~。
大きな個体になると、やはりカッコいいです。

ノコギリクワガタ
ミヤマクワガタ
お次は、クワガタの中では最もポピュラーで、人気を2分する様な2種、ノコギリクワガタ(左)とミヤマクワガタ(右)です。
こちらも大アゴ(角ではありません笑)が大きな個体は、大歯型と呼ばれ、カッコよさという点では
カブトムシよりも人気があるかもしれません。
ノコギリクワガタは広範囲の山林で、ミヤマクワガタは名前の由来である深山(みやま)の通り、
標高が高目で比較的涼しい地域でよく見られます。
高温な気候が続く時は、残暑が和らぐ9月の中頃でも観察する事が出来ます。
ヒラタクワガタ
コクワガタ
こちらは、前述の2種と人気面では負けていないヒラタクワガタ(左)です。
私は、シンプルなフォルムながらズッシリとした無骨な感じのこの種が1番のお気に入りですね。
右側はコクワガタです。おそらく日本全国で最も身近に見られる種で、割とどこにでもいます。意外な場所だと、
東京都内ど真ん中の公園・緑地等でも生息しています。生命力強いです(笑)

この2種は見分け方がよく分からないと言う方が多いのですが、あるポイントに絞れば簡単に見分けられます。
オスの特徴である、大アゴの内側に大き目の内歯と呼ばれる突起があるのですが、これが胴体側にあるのがヒラタクワガタ、
中間から先端側にあるのがコクワガタです。
写真の2種は実物でもほぼ同サイズですが、よく見ればハッキリと違いが分かると思います。
そして、こちらの種は越冬が出来るので、一夏で活動を終えるカブトムシと違って、上手く飼育すればかなり長生きします。
この写真撮影に協力してくれたヒラタクワガタ君は2年目、コクワガタ君は今年で3年目になります。
まだまだ長生きして欲しいですね。



スジクワガタ
ネブトクワガタ
最後に、広く分布はしているのですが、そんなヤツ見た事無い!聞いた事無い!
という種類のクワガタをご紹介します。

スジクワガタ(左)と、ネブトクワガタ(右)になります。
スジクワガタはコクワガタとスタイルが似ていてよく間違えられますが、こちらは内歯が二股の斧の様な形をしているので、
ここで見分ける事が可能です。
両種共に大きくても3cm程、とこれまでに紹介した種類より小柄で地味な為、
一部のマニアくらいにしか認知されていないかと思われます。(悲)
この2種も越冬が可能なので、もし飼育される場合は挑戦してみるのも良いですね。


ここまで、私が今夏に採集・発見したものをご紹介しましたが、広島市内やその近郊でもこれだけの種類を見る事が出来ます。
広島県内全域まで見ると、クワガタだけでも上記含め10種以上生息しています。
お子様達と昆虫採集に行こうと思われている方も居られると思いますが、
色々な種類がいる事や生息環境等を把握して行くと、より楽しみが増えるかもです!
但し、山にはハチやムカデ等危険な生物も多々いますので、十分な対策をした上で行動して下さいね。

最後に、これらの昆虫採集をする際に1番重要な注意点ですが、彼らは樹木の樹皮の捲れや穴の中に隠れている事が多いです。
しかし、捕まえる事のみが目的となってしまい、この隠れ家を壊してまで採集しようとする人がよくいますが、絶対に止めて下さい。
これをやってしまうと、もう二度とその場には虫は来てくれません。
この先の環境を存続させて行く為に、くれぐれもマナーは守って行動しましょう。

それでは、安全に楽しい夏をお過ごし下さい。


TOPへ戻る