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社員育成について

あるホームページで、機械設計はAIによってなくなる業種リストに入っているのを見たことが有ります。しかし、当社では機械設計の将来についてはチャンスだと思っています。
AI業界ではディープラーニング【注1】によって自動車が自動運転になるなど、労働者不足もあいまってルーチンワークはすべてAIにとって代わるとされていますが、それがチャンスです。
自動運転、ルーチンワークによる装置により、新たな機械のニーズが生み出される時代だからです。
また、機械設計では必ずCADを使用しますが、作業自体は簡単なので、最近では複数の企業が設計業界に参入してきています。
しかし当社は、機械設計業界にも押し寄せつつあるAI化をうまく利用し、知識とコラボによって他社とは異なる付加価値をつけ、作業プロセスの進化を図っています。
簡単な仕事はAIに任せ、設計者の本分である『創造』の部分で、複数の企業へ協力してきた50年間の知識や経験を伝授応用し、新タイプのエンジニアを育成します。
どの業種も同じように製図のような簡単な仕事は減っていきますが設計はいろいろな根拠と応用、判断出来る知識とコミュニケーションが必要な作業ですので、今後も必要とされ増えていきます。
当社のOJTでは、目的と期限を定め、知識とコミュニケーションの2つを身につけられるように準備しています。
また、当社では希望に満ちた新入社員を会社全員でサポートします。
機械設計を未経験から修得できるカリキュラムを準備し、セミナーを交えつつ、現場での3D設計をメインに教えます。また、仕事が身につくまで、先輩社員がOJT研修で設計士に育成致します。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」と古くから人を育てていく上で大切なポイントとされてきました。
 
当社では下記の言葉を基本に育成していきます。
 
「やってみせ、出来ないところを説明し、任せてみ、評価をせねば、人育たず。」
 
【注1】ディープラーニング
自動車の自動運転や防犯カメラなどの物体検出に使われている技術のこと。

指導時に意識しているポイント

Show

Showでは、まずその仕事を「やって見せる」ことで、業務の全体像を伝えます。「言葉の説明で十分ではないか」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、最初の指導がもっとも肝心で、ここできちんとした手本を見せられるかどうかが、後の行動に大きく影響していきます。言葉だけの説明で終わらせることなく、実際に方法を提示することで、具体的な業務イメージを持ってもらいます。
 

Tell

Tellの「解説・説明する」場面においては、業務内容を具体的な言葉で伝えます。仕事の目的や背景をきちんと理解できるまでしっかりと伝えます。一方的に話すだけではなく、時には「今のことを聞いてどう思いましたか?」とオープンエンドクエスチョンを交えたり、「不明な点はありませんでしたか?」と質問を通して、理解ができていることを確認したりしながら進めす。
 

Do

Doでは、実際にその業務を一人で「させてみる」ことを意識しましょう。「一人でできるかな?」と不安を感じることもあるかもしれませんが、しっかりと横について、行動を見守ります。威圧的な態度ではなく、「失敗しても大丈夫」という安心感を与えることが大切です。
 

Check

Checkの「評価・指導をする」場面においては、Doでできていなかったことについてのフィードバックや、よく出来ていたことについてポジティブな感想を伝えましょう。そして、可能であればDoの後に、毎回具体的なフィードバックを伝えるようにしましょう。「とても良かったね」という曖昧な伝え方ではなく、「ハキハキと話していて、分かりやすい言葉で説明をしていてとても良かったね」と具体的に伝えることも、フィードバックの効果をあげるポイントです。
また、そのCheckでの評価にもとづいて次の目標を立て、Show→Tell→Do→Checkを継続して応援致します。
 

OFF-JTについて

外部研修

当社では、職業訓練校での座学や部品メーカー主催のセミナーなど、外部研修への参加を定期的に実施しております。
関数電卓の使い方や材料力学の基礎など、普段は忙しくてなかなか取り組めないテーマに関しても、じっくり腰を落ち着けて学べる環境を整えております。
OJTではすぐに役立つ実践的な技能を、OFF-JTでは設計者としての厚みを増すための知識を、それぞれ修得できるよう車の両輪と位置づけ、社員のスキルアップを目指しています。
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